野球というスポーツは(意外と)世界中の色々な国で行われている。
東アジアや北米・カリブ海沿岸部はもちろん、ヨーロッパの大抵の国には野球リーグが存在するし、東南アジアやオセアニアの島嶼国だって組織的に運営された国内リーグを持っていたりする。
それだけではなく、世界五大陸にはそれぞれ各大陸別の選手権大会があり、各国の選手たちは自らのスキルアップや国内の野球の地位向上のためにしのぎを削っているのだ。
すると当然、そのような国内リーグや各大陸選手権で好成績を残した期待の星たちがMLBやNPBのチームと契約するケースも生まれてくるわけだが、そんな選手たちはどんな成績を残してきたのか気にならないだろうか。気にならない人はここでブラウザバックだッ。
というわけで、今回は自分が普段、世界中の選手たちについて調べるとき使っているウェブサイトをいくつか紹介しようと思う。
Baseball Reference(BR)
MLB Stats, Scores, History, & Records | Baseball-Reference.com
普段からMLBを観ている人にはお馴染みのサイト。ぶっちゃけこのサイト一つで大抵の選手は事足りてしまう野球選手百科事典。
MLBとマイナーリーグだけでなく、NCAA(米大学野球)、NPB/KBO/CPBLの東アジアプロ野球、LMB(メキシカンリーグ)、メキシコ/ドミニカ/ベネズエラ/プエルトリコの四大ウインタ-リーグ、オランダ/イタリアのヨーロッパ二大リーグなどの成績も閲覧できる。
International baseball - BR Bullpen
なかでも個人的によく使うのは "International baseball" がタグ付けされた↑のカテゴリー。
WBCを除いて選手のスタッツまでは確認できないが、大会名やカテゴリ名をクリックすれば詳細ページから歴代大会の結果やロースターなどをチェックできる。
2026年4月現在、最も古いもので1942年のアマチュアワールドシリーズ(後のIBAFワールドカップ)のロースターまで確認されているようだ。
My WBSC
World Baseball Softball Confederation - wbsc.org
BRでチェックできない国内リーグや大会ごとのスタッツを確認したい場合はWBSC(世界野球ソフトボール連盟)が運営するこちらのサイト。
"Athlete" からは選手名で絞った検索ができるし、"Event" から "Federation" のプルダウンリストを展開すると、各大陸で行われている国際大会や各国野球連盟の国内リーグを検索できる。
こちらのサイトは運営が始まったのが最近のため、大陸ごとによるものの2020年以前のデータが閲覧不可になっていることも多いのが残念だが、BRと組み合わせればアマチュアも含めて相当な数の選手を調べることができる。
The Baseball Cube(BC)
The Baseball Cube - Data/Statistics Research and Services - The Baseball Cube
調べられる内容は基本的にBRと同じだが、記載されているスタッツはアメリカ国内のものに限られている替わりに、大学野球のチェックできるカテゴリーはこちらのほうが多い。
こちらでは
NCAA(全米大学体育協会)
NAIA(全米インターカレッジ体育協会)
NJCAA(全米短期大学体育協会)
CCCAA(カリフォルニア州短期大学体育協会)
NWAC(ノースウエスト・アスレチック・カンファレンス)
と五つの組織を調べることができ、ヨーロッパなどの野球マイナー国で生まれ育った選手は「二年制大学に進学→四年制大学へ編入」というステップを経ることが多いので、そういった選手をフォローするときはBCが便利。
Baseball by City/Town - The Baseball Cube
漏れや誤表記はあるものの、出身都市から検索することもできるので、適当に野球マイナー国出身の大学野球選手を調べているだけでも楽しかったりする。
Pointstreak Sports Technologies
Baseball Stats | Pointstreak Sports Technologies
こちらは独立リーグの選手を調べたいときに使うことが多い。
正直「BRでええやん」という感じだが、このサイトの面白いところは打球のスプレーチャートが載っていることと、カナダのアマチュアリーグの成績が見られるところ。
数年前から更新が止まっているリーグもあるが、特に今年からプロリーグへと移行したインターカウンティ・ベースボールリーグ(プロ化に伴い、カナディアン・ベースボールリーグへ改称)のスタッツをチェックできる。
このリーグは元マイナーリーガー、時には元メジャーリーガーも参加しており、昨年はハミルトン・カージナルスというチームにフェルナンド・ロドニーが所属し、18.2イニングでERA3.38/SV7/SO32という成績だった。
問題点はなぜか直近のシーズン成績しか見られなくなっているところ。なんのためにプルダウンが付いているんだ。
過去のスタッツを知りたい人はBRか各リーグのウェブサイトを見るべし。
Baseball Jobs Overseas(BBJO)
Players | Baseball Jobs Overseas
こちらはリーグのスタッツをまとめたサイトではなく、野球・ソフトボール選手のリクルートサイト。マ〇ナビとかビ〇リーチみたいなアレである。
登録されているチームが求人を出したり、選手側も過去の実績やアピールポイントを書いて世界中のチームからオファーを待つ、というわけだ。
サイトの性質上、登録している選手たちは野球が盛んな日本、アメリカ、中南米出身が多いが、中にはアルゼンチン代表の選手なんかもいたりする。(彼は今年はチェコからオファーを貰ったようだ)
自身の経歴と併せてリーグでの成績も記載しているケースがほとんどなので、選手がどういう経歴を歩んできたかまとめてチェックするのに重宝する。
YouTubeチャンネルも持っており、そちらでは各国に散らばってプレーしている選手たちの現地での生活やプレー風景などを貴重な映像を観ることができる。興味ある人は一度ご覧になってはどうだろうか。
FieldLevel
FieldLevel - The college sports recruiting platform
こちらも選手のリクルートサイト。
BBJOが主に成人以上の選手たちが利用しているのに対して、こちらは大学進学/編入を目指す高校生年代の選手たちに特化したサービスになっている。
"Sports" から "Baseball" を選択すれば、そこからさらに世代やポジション、出身国などでフィルターをかけて選手を検索可能。
Ondřej Vank's Baseball Recruiting Profile | FieldLevel
例えばコロラド州のノースイースタン・ジュニアカレッジへ進学し、今年のWBCにもチェコ代表として出場したオンジェイ・ヴァンクもこのサイトに登録してプレー動画や練習風景を投稿していた。
大学野球の環境が整備されていない地域では、高校を卒業すると仕事をしながらアマチュアとして国内でプレーを続けることがほとんどのため、選手たちはスキルアップやキャリアアップのためにアメリカの大学を目指してインターネットで自らをアピールするのである。
とまあ、他にも個人サイトも含めて色々と覗いているが、自分がよくチェックするサイトはこんな感じだ。
日本語で書かれたサイトは皆無だが、今の時代は英語であれば自動翻訳も精度の高いものがお出しされるし、スタッツの表記は基本的に世界共通なので読みとるのはさほど苦労しないと思う。自分も全然英語できないし。
良い時代に生まれたものだと実感する。
"世界の野球" はMLBや韓台/中南米のプロ野球だけではないと、このブログを通じて知るきっかけになった人が一人でも多くいれば幸いである。
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